はじめての方へ

治療の流れ

STEP1 カウンセリング

お身体の状態を知るため、30分ほどかけ、じっくりとお話を伺います。

つらい症状をはじめ、現在の生活状況などもお伺いします。

STEP2 鍼灸治療

脈からはじまり、お腹、舌、痛い箇所を拝見させて頂きます。症状に合わせて鍼灸治療を致します。治療後は15分程度安静にして頂き、治療効果を高めます。

STEP3 アフターフォロー

治療後の効果が高まるよう食事・睡眠・運動に関するご相談をチャットで受け付けます。お身体の調子などをお気軽にご相談頂けます。

患者様の体験記

〈神奈川県在住 T.F様〉より「美容鍼の施術を受けて」

 私は、人に自分の身体をふれられるのが苦手で、鍼は苦手だなと思っていた人間です。そんな私の鍼体験が、誰かの役に立つのであればと思い、少し鍼治療、特に美容鍼の施術を受けての感想を書いてみたいと思います。

 素人の私からみれば、美容鍼は、多分、顔の緊張をほぐすことを目的としているように思います。顔に何本か細い鍼を打つのですが、術後は顔の緊張が取れて張りが出てくる感じです。

 迷いなく打っていただくので、鍼が入っていくことにほとんど気がつかない感じです。顔の皮膚を部分的にトントンと叩いてもらう感じです。決して強くなく、あるのは軽い振動だけです。

 打つ場所は、自分は打たれている側なのでよく分からないのですが、多分、顔の中でも力が入りがちでこわばっている箇所、例えば、眉間やほうれい線のちょっと上の部分、耳から顎にかけてのラインや目の下あたりなのでしょう。

 鍼が入ってくると、自分の顔の筋肉がこわばっていたことに気がつきます。というのも、鍼が入るとその部分が緩んだような感じがするからです。「ああ、自分は何をするにも歯を食いしばっていて、力が入っていたんだ」ということに気がつくんです。

 鍼は、打ってもらうとしばらく刺さったママです。これは少し恐ろしげに響くかもしれないですが、感覚として痛さとは違うんです。15分くらいだと思います。その間、ジワジワと筋肉がほぐれていくような感覚です。肉体的な筋肉の弛緩だけでなく、自分の中の心の緊張とか痛みを手放すことができるような感覚を覚えます。

 それはちょうど、パンパンに張っている風船に細い鍼がトンと当たって、少しづつ少しづつ空気が抜けていく感じと言ったらいいのかもしれません。顔の緊張が抜けていくんです。ヨガをやったことがある人は覚えがあるかもしれませんが、自分で自分の身体の緊張を取るというのはなかなか難しい作業なんですよね。美容鍼は、外からの刺激で緊張やコリ、そして痛みがジワジワと緩んでいく感じです。

 鍼の効果は、ゆっくりなので、他人からみてはっきりと分かることはないような気がします。でも、顔色が良くなったと言われるようになりました。自分の感覚的に顔に張りが生まれたようにも思います。目の下のくすみも薄くなった気もします。でもなによりも、顔のこわばりや緊張を定期的に取っていただくことで、自分が少しづつ変化しているのかなと思っています。

 最後に;施術をしてくれる人との間の信頼関係も非常に大事であると思います。相手を信頼していると、自分の身体も開いていくでしょうし、施術を受ける状態に自分の身体を持っていくことができるようになってきています。美容鍼だけでなく、鍼治療というのは、きっと受け入れる状態を作っていくということなんだと思います。それが、身体のこわばりのない状態なのだと思います。

〈埼玉県在住 Y.T様〉より

 日々のデスクワークやストレスを解消するためマッサージに定期的に通っていましたが、今回鍼灸の施術をしてもらって、「その場で体が反応する・変わる」驚きを体感しました。鍼灸の先生は私の体の悩みを親身に聞いてくださり、的確に針やお灸を置いてくれます。施術前の内容説明も丁寧で、こちらは納得した上で安心してお願いすることが出来ます。施術中、自分の体が鳴くような、空気が体内で動くような感覚が新鮮でしたし、自分の体と会話をしているような感覚を味わいました。施術後、重かった体が(特に、むくんでいた足が)軽くなったことが一番の驚きです。日々の食事のアドバイスも頂き、いっそう自分の体を大切にしたくなりました。とても信頼できる方なので、今後ともお世話になりたいです。

〈神奈川県在住 M.F様〉より

 座ってPCの前にいる時間が長い職業です。画面に見入ってしまう時間が長いため、首がいわゆる「スマホ首」。西洋医学の医者には、頚椎狭窄症と診断されました。ひどくなるとキーボードも打てなくなってしまいます。

 首や肩甲骨、そして腕や指がしびれるのが症状です。私の場合、あまりに痛くなったものですから、近所の外科に直行。最初は、普通の痛み止めや湿布を処方されましたが、あまり効果がなかったのですが、なんとかなるかもしれないと思い、しばらく通い続けました。あるとき、お医者様が「副作用があるんだけど、タリージェという薬を試してみる?」とおっしゃるので、飲み始めました。

 この薬は、神経をボーワーンと麻痺させてしまう薬なので、痛みは感じなくなります。がしかし、麻痺させるだけなので、根本的な解決にはなりません。頭の中が、ぼわーんとした感じになります。霧の中にいるような感じです。医者にある時に、これについて聞いたら、「この痛みは、その内、慣れてしまうことがほとんどで、痛いうちは薬でごまかしていくものだ」と言われ、ガーン。こりゃ、解決されないと諦めました。

 西洋医学は、ガンなどを取り除くといった人間の身体を分類して、切ることに関しては頼らなくてはならないこともあります。が、多くの場合、痛みを「ごまかす」ことも多いですよね。例えば、頭痛薬。これは、何かを根本的に解決するというよりは、「ごまかす」わけです。でも、胃を荒らすという副作用もあったりします。

 一方、鍼鍼灸は、効き目は穏やかかもしれないですが、もっと根本的に痛みにアプローチをしてくれます。頚椎狭窄症であれば、痛い部分に、お灸をしたり鍼治療を通して直接アクセスするわけです。腰や肩甲骨の痛む部分にお灸をすえて血行の促進を促します。首の痛みにも、鍼治療が施されます。

 私は、鍼治療が効果的だなといつも思います。頚椎が神経を圧迫している状態は劇的な改善を望むべくもありません。が、血流が滞った部分に鍼が入ることで、じわーっと体が暖かくなることを実感できます。いつも針治療が終わると、手足が暖かくなることを実感します。血液もリンパ液も、人間の身体の中を巡り廻っているいるわけですから、その流れが悪くなれば、その筋肉の部分の温度は下がり、凝ったり痛みがでてくるのは当然です。

 鍼灸は、患部に直接働きかけてくれます。西洋医学の薬のように、「ごまかす」のではなく、また切り刻むものでもありません。働きはゆっくりとしたものですが、身体の中の体液の流れを促進することで、凝りや痛みに働きかけるものだと理解しています。

 その証拠に、施術が終わると、いつもトイレに行きたくなるんです。外出先でトイレに行きたくないので、いつも、術前にトイレにいっておくのですが、いつも術後はトイレ。なぜなんだろうと思います。

 先日も鍼を打ってもらっていたら、じわじわと尿意を感じてくるんです。やはり水分が排出されるのは、人間の身体の摂理に合っているということなのでしょう。つまっていた体液が排出される感じでした。

 私の場合、神経質であるため、胃痛もよくあります。しかし、自分の痛みの質とか場所などをお話して鍼を打ってもらったら、どこかに胃痛も飛んでしまいました。ただ、長い間に蓄積してきた疲労や、自分の性格もあって、急に胃痛が100パーセントなくなるということはないのかもしれません。それでも、じわじわと自分の身体が変化してくる感じは、長い間鍼灸を経験した者にしか分からないことが多いと思います。

 鍼を試す以前は、鍼が怖かったことがありました。しかし最近は、疲労が貯まれば、「ブスブスと鍼を指してよ!」と思うほどになりました。鍼灸の専門家は、健康を維持するための生活習慣や身体の部位の動かし方もアドバイスしてくれます。何度もお話をするうちに、施術の時間以外も、自分で自分の身体をいたわるようになってきました。部分をケアするのではなく、生活全体、身体全体をケアするのが鍼灸であると思います。副作用もないのも魅力であると思います。