皆さま、こんにちは!
今回はバリ島日誌の続きです。バリ島訪問の最大の目的は何か?
それは、
「浄化」
です。
何をおっしゃるうさぎさんですよね。
まあしかし、バリ島は神々のすむ島といわれ、スピリチュアルな関心のある方々が訪れる場所としては世界的にトップクラスではありますよね。
そうです!バリ島で滝行をしたかったのです!
既に、前回ご紹介したように、バリ人はヒンズー教徒が大多数。ヒンズー教といえば、沐浴によるお清めの図が皆さまのイメージに浮かんでくるはず。しかし、インドのガンジス川で行われる沐浴とは違って(!?)、バリヒンズー教の沐浴が行われるお寺は本当に清らかな環境なんですよ。日本でもお清めにお手水を使いますよね。水に流すという感覚の共通点があります。
というわけで、Vida Sanaが選択したのが、スバトゥ滝(Pesiraman Dalem Pingit Sebatu)。ギャニャール県セバトゥ村に位置し、清らかな聖水と静寂な自然美で有名。バリ・ヒンドゥー教で崇拝される女神ウマ(Dewi Uma)と女神ガンガー(Dewi Gangga)がこの場所に宿っている聖域(Pesiraman)とのこと。実は、この滝はPura Gunung Kawi Sebatu(グヌンカウイ・スバトゥ寺院)から奥まったところにあります。こちらの寺院内でも沐浴はできますが、滝のパワーは半端じゃない!現地ガイドさんから、「どっちに行きたいのか?」と尋ねられて、迷わず「滝!」と答えました。

この滝は宗教や出身に関係なく誰でも訪れることができる場所。地元の慣習や儀礼を尊重する限り、この地はすべての人に開かれており、調和と霊的なつながりをもたらす場所とされています。
日本以外にも滝行なんてやるところあったんだ~、と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、実は、自然の中に霊性をみるアニミズム的伝統をもつ世界の各地(南北アメリカの先住民、北欧、エチオピアなど)でも滝に打たれることを、一種の浄化や癒しのために行うところはあるんですよね~。中でも、バリ島の環境は滝行にぴったり! とChikakoは長年、考えていたのです。
それで、なぜこのタイミングでバリ島を訪れることになったのか、ですよね。私事ではありますが、この3月でChikakoは還暦を迎えることになりました。還暦は文字通り、人生が一周して終わりを迎えるということ。それなら、次の一巡りに入るにあたって「お清め」が必要ではありませんか。
さらには、Vida Sanaは2026年3月でありがたいことに開業してまる5年を迎えます。皆さまが鍼灸を受けて伝統を大切にしていただいているおかげで、ここまでやってくることができました。ありがとうございます。一区切りの意味を込めて、お清めです。
また、スタッフのDaisukeは昨年11月に虫垂炎の破裂を経験し、それ以降まだなんだかんだと調子の浮き沈みがあります。これは良いことも悪いことも水に流して、生まれ変わって次のステージの人生に向かうタイミングではないですか。
というわけで、スバトゥの滝に打たれてきました。

ここにいたるまでにはステップがあります。この滝がある場所は谷底になっており、苔むした階段を10~15分ほど降りないといけないんですね。これが膝の悪い高齢者には実に危ない。

そして、セバトゥの滝に打たれる場所の前には拝所があって、ヒンズー教の司祭の方にお祈りをしていただきます。お作法に則って、滝に打たれる前と後には皆がお祈りします。

滝に至るまでの要所にはお供え物をしていくのですが、その最後に司祭と一緒にお祈りするのにもお供え物を使いました。

花を3種類ミックスして頭のてっぺんに掲げた後、右耳の間、左耳の間に花をはさみます。一説には、神々の言葉を聴きとれるようになるためとのこと。滝つぼに入った時点で、穢れを取り去った状態で最後に古代のお金(中国から流れてきた銭貨だそうです)を滝に流すことで自分の中の願いをかなえてもらうそう。
ヒンズー寺院では「サロン」という腰巻をまくのが礼儀となっており、ChikakoとDasiukeもサロンを身にまとい、滝行に臨みました。

滝は小さい滝と大きい滝があり、まずは小さい滝に打たれて銭貨を流すとのこと。


滝に打たれていると水の轟音で聴覚が遮断され、冷たい水しぶきが自分の身体に打ち付けられることで、自分の中にたまった穢れや憂いを洗いざらい流してくれる感覚になりました。それは、なかなか気持ちよいものだったんです。自分が好きなだけ滝に打たれればよいというアバウトな感じなのもよかったと思います。
おお!これが滝行だったのか!なんて、すっきりするんだろう!
おそらく日本で滝行を受けてもこうはならなかったと思っています。日本の滝行は穢れを流すという意味ももちろんありますが、どちらかというと苦行のイメージが強くないですか。しかし!セバトゥの滝には身と心をゆだねればよいのだぁ~。なんて、懐が深いのだろう!すべてを水に流せばよいのだぁ~。なんて、気楽なんだろう!
もう一度、いや何度でもバリ島を訪れて滝行をしたいと思わされてしまいました。バリ島には多くのスピリチュアル・スポットがあるのですが、セバトゥの滝はからだと心の浄化作用という意味では第一級の特別な場所だと思いました。
その理由は、現代科学によって明らかになった生理学的根拠もあるのですよ。
理由1)水滴が激しく衝突して分裂する際、周囲の空気がマイナスに帯電する現象をレナード効果(滝効果)と呼びます。このマイナスイオンを吸い込むことで副交感神経が優位になり、ストレスホルモン(コルチゾール)の減少を助けるのです。
理由2)短時間の冷水刺激は、白血球(特にナチュラルキラー細胞)を活性化させ、風邪などの感染症に対する抵抗力を高めるという研究結果があります。
理由3)首肩まわりに存在する「褐色脂肪細胞」という脂肪を燃やす細胞が刺激され、代謝が向上します。
理由4)冷水浴による脳の覚醒により、集中力を高めるノルアドレナリン+快感と意欲に関わるドーパミン+鎮痛作用のあるエンドルフィンといった脳内物質が急増します。
というわけで、私どもは滝行によって多幸感に包まれることになりました。セバトゥの滝の環境そのものが森の植物に包まれた清らかな光を放っていたからでもあります。というような小難しい理由はともあれ、百聞は一見に如かず!循環器系の病気を持っていない方には断然おすすめの素晴らしい体験でした!


さて、誰もが知るバリ島の名物といえば、ライステラス。滝行のあと、すぐ近くのライステラスでまずは一服。

バリ島のライステラスは、伝統的なコミュニティによる灌漑管理システムであるスバックによって形成されている文化的景観として認められ、2012年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。
最近では、日本と同様、農業に従事する若者が減っており、畑の一部が外国人に売られて、カフェなどの商業施設になっているとのこと。伝統産業と観光業が入れ替わってきているのは現代世界どこも同じ。
最近流行っているアクティビティは、ライステラスに向かって大きなブランコをこぐビックスイングだそうで、一回500~2,000円程度とのこと。SNSで「映える」映像を撮影できるので大人気とのことですが、なんとなくむなしい気がしてしまうのは私だけでしょうか。いや、ヤシの木と組み合わされた棚田の景色はバリ島ならではの美しいものなんですよ、本当に。
というわけで、滝行で浄化された魂でこれからもみなさんの施術をさせていただきますので、どうぞこれからもVida Sanaをよろしくお願いいたします。
【おまけ】
いつものようにVidaSanaがバリ島滞在でハマったご飯をご紹介しましょう。
こちらです。

ナシ・チャンプルーです!
ナシはインドンネシア語で「米」を意味し、チャンプルーは「混ぜる」の意味があるとのこと。インドネシア、シンガポール、マレーシアで食べられる料理で、ご飯を中心にそのお店ごとのおかずを盛って、混ぜ合わせて食べます。

乗っている食材が違うので、毎回新鮮な味わいがあり、大変気に入りました。


こんな感じで店頭におかずが出ていることも。
そして、インドネシア料理の味の決め手はこれ!

サンバルソースです!
サンバルソースは、とても辛いのですが、中身は唐辛子だけでなく、小エビを発酵させてた味噌のようなトラシが入っており、味の深みがあるんです。発酵食品には目がないVida Sana、これはイチオシになりました!
ちなみにこんな素敵なご飯に連れて行ってくれたガイドさんはこちら。

スダナさんです。スダナさんは現地のドライバーさんなのですが、美味しくて安い地元の人間が行く料理屋さんを何軒も知っておりました。
おかげで普通のツアーでは行けない地元レストラン(インドネシアでは小さな料理店のことをワルンといいます)何軒かに連れて行ってもらえました。
辛いものが大好きな方、バリ島で地元のインドネシアを堪能したい方にはスダナさんのカーチャーターはオススメ!ご紹介いたしますので、もしバリ島を訪れる際はぜひお声かけくださいねー♪
それでは今回のブログはこんなところで。