こんにちは!
最近は日中の日差しは温かくなってきましたが、まだまだ風は冷たく、雪も降るようなときも続きますね。
皆さまは健やかにお過ごしでしょうか?
私Chikakoはこの年末から年始にかけて、極めて健やかに過ごせています!
……と、意気揚々とお答えしたいところだったのですが。
なんと年末に段差でつまづき転倒、顔面を打撲。
更に年明けには左足薬指をベッドの角に「激しく」打ち付ける怪我。
スタッフの森山からは「それ折れてませんか?」と心配されました。
実際の写真はこちらとこちら⇓
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顔面の怪我も衝撃的ですが、とにかく足が酷かった。ぶつけた後の2日間は左足を床につけるだけ激しく痛むので、びっこを引きながら歩いていました。私は骨折の経験がなかったのですが、足がつけないほどの痛みは初めて。これは折れたと思いましたね。
ここで、一般の方なら凹むところでしょう。
しかし、われわれ鍼灸師は少し変わっているんです。
怪我をしたら治療を試すチャンス!
むしろ自分の身体で色々と試せるからラッキー!
と、思えるんですね。
ここで皆さんVida Sanaがどんな治療をしたのか想像できるでしょうか?
怪我したところにいつもの「てい鍼」をあてるだけ? 患部にお灸?
いえいえ、普段患者さんにはできないことをやりました。
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まず顔面には砂糖水を塗りました!
昔からの民間療法で、砂糖水を打撲痕や青あざに塗ると、塗っていない時に比べて、青あざになりにくい。または、青あざがが早くひきやすいと言われています。
砂糖水の医学生理学的効用については、あまり研究が進んでいませんが、イタリアや英国などで砂糖が未来の「抗菌薬」になる可能性が試行されているそうです。
https://www.sankei.com/article/20180501-TZAMLQHWA5OF5PZUZDV3VWJEY4/
私は青あざができやすいので、どこかに身体をぶつけたらすぐに砂糖水!を習慣づけています。以前、久しぶりにバレーボールをして手首に青あざができかけていた同僚に砂糖水を試していただいたところ、劇的に手首のあざがひいて感動された体験もしています。
今回は一連の写真を記録に残したので、皆さんにご紹介します。
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どうですか?
通常、打撲したら赤くなって青あざになり、しばらくして黄色くなり、元通りになりますね。今回の私の打撲は、この黄色になるまでのスピードが早くないですか?おかげで、私の顔面のあざに気づく患者さんはほぼいらっしゃいませんでした。
缶コーヒーなど砂糖分を多く含む飲料で代用も可能です。出先で転んでアザになりそう!と思ったら、即、近くの自販機で糖分の多い飲料を購入し、5分間ほど指で優しく塗りこんでみてください。打撲してすぐに、何回か繰り返し塗り込むのが青あざを作らないコツです。
さて、足指はどうやって治療したか。こちらの方が大事ですね。
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こちらにもはじめのうち砂糖水を塗布しましたが、骨にひびが入ったかもしれないような怪我には、さすがに太刀打ちができませんでした。
しかし、ある治療を行ったその晩……
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劇的に変わりました!!!
その次の日からは痛みも引き、薬指をついて歩行もできるようになりました。
実はこの治療、VidaSanaがやったわけではありません。
私たちが卒業した鍼灸学校(東京衛生学園)の恩師である高橋大希先生に治療して頂きました!
今回の治療は「刺絡」という方法。
刺絡は伝統的な鍼灸の技ですが、一般的には知られていないので、簡単に説明します。
三陵鍼などの特殊な鍼を使って、身体の表面に鬱血してしまっている箇所に刺鍼すると自然に出血します。血を出すというと皆さん恐ろしい治療のように思うかもしれませんが、採血のように注射器で静脈からガンガン血を抜くわけではありません。
我々が普段使っている鍼灸用の鍼の中でも一番太い部類の鍼を刺して瞬時に抜くと、皮膚に毛穴程度の穴ができます。穴が空いても深さは1ミリにも満たないので、ほぼ出血することはありません。私の足のように皮膚表面まで鬱血した血が昇ってきている場所にこの刺絡を施すと、鬱血して体が排除したがっている血だけが出てきます。血の量はかなり多くても5cc程度、普通は1ccにも満たないくらいです。
このように言葉で説明してもピンと来ないかもしれませんが、治療効果については結果を見れば一目瞭然ですよね!
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VidaSanaでは、この治療以前は刺絡をあまり使ってきませんでした。しかし、急性外傷や鬱血体質の方には、こんなに良い治療法はないと改めて気づきました。伝統鍼法としての刺絡を、しっかりと受け継いでいきたいと思います。
この一年でどんどんやるべき治療が見えてきました。
これからも皆様のすこやかな生活をサポートするために、進化していきます!