つくばで親子スキンタッチ!

 皆様こんにちは。

 5月17日・18日と30度を超え、真夏日となりましたね。

 ついこの間までコートが手放せなかったのがウソのよう。

 こんなジェットコースター天候のときは体調不良を訴える患者さんが増えます。

 そんな中、これから梅雨に向けて、気圧の変化が続く予感。

 首・耳・眼・頭頂部にかけてズキズキとした痛みを訴えるケースも増えます。

 そんな方には、首や耳まわりと頭部のケアが有効です。

くるくる耳マッサージがオススメ。

 耳まわりから緩めて、この気圧の変化を乗り切りましょう。

 さて、皆様は「スキンタッチ」をご存じでしょうか?

 スキンタッチとは、

「ご家庭で出来る『子供のツボ健康法』です。

スキンタッチは皮膚をなでたり、さする軽い刺激の健康法です。お子さんの健康管理・健康増進を目的に、古くから行われている『小児はり』を現代風にアレンジしました。ご家庭でも手軽にできるように、身近にある、スプーン・歯ブラシ・ドライヤーを利用します」。

(日本スキンタッチ協議会HP参照)

 小児はりについては2021年11月ブログにて解説していますので、こちらも合わせてご覧ください。

 スキンタッチは四国が発祥で、全国に拠点を持っており、皆様のお近くの部会で教室が開かれれば参加していただくことができます。

 赤ちゃんから小学生くらいまでのお子さんに対して、ママやパパでも行える簡易小児はり。

 もちろん、鍼灸師が使うような道具は一切使いません。

 上記にあるように、スプーン・歯ブラシ・ドライヤーというどこのご家庭にもあるものを使ってお子さんに軽い刺激を与えるのがスキンタッチ。

 実は、Vida Sanaが所属している「つくば市鍼灸マッサージ師会」において、2022年よりスキンタッチ部会「スキンタッチつくば」を設立しました。これまで、つくばの子育て支援拠点「特定非営利活動法人ままとーん」および「つくば市子育て総合支援センター」などにて、計5回のスキンタッチ教室を開催しております。

 行う方法は3通り。

スプーン:なでなで法

お子さんの身体全体の肌をスプーンの腹を使ってなでる方法です。

下図のような箇所を矢印に沿ってなでていく方法です。

②歯ブラシ:トントン法

ブラシ部分を使って、頭やこめかみをトントンと軽く叩くことで刺激を与えます。

③ドライヤー:ぽっかぽか法

お灸をするのは動き回るお子さんに対してはハードルが高いので、代替として身近なドライヤーで熱刺激を与える方法です。お子さんのお腹に親御さんの手を当ててその上からドライヤーの風を当てます。

 それぞれの方法は身体のツボに働きかけ、身体のめぐりをよくすることで、お子さんの疳の虫や下痢・便秘といった日常的にお困りの症状を緩和する効果があります。

 お子さんの反応をみながら一番気持ちがよさそうな方法に取り組んでいただければよいと思います。

 このようにスキンタッチは鍼灸施術を簡易的にした方法で、鍼灸師でなくても親御さんが行える健康管理法となっております。

 スキンタッチは親御さんがお子さんの肌を触ることによって、親子のコミュニケーションも兼ねて行えるということがポイントです。

 注意点としては、スキンタッチはセルフケアであるということ。

 スキンタッチの目的はあくまで健康を維持する、健康管理。

 なので、病気を治すための手段ではありません。

 お子さんの様子がおかしいと思ったらまず病院に。自分で何とかしようという手段ではないというのが、スキンタッチ会の理念です。

 親御さんの皆様がお子さんと一緒に健やかになれますように。

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