Vida Sana施術着コレクションPartⅡ&素敵な布の力!

 もう「暑いですね~」ということさえも、嫌になっているこの頃。皆さま、いかがおすごしでしょうか?
 こんな時は、気分を高揚させてくれる話題が欲しい!というわけで、以前、ご好評をいただきましたVida Sana施術着コレクションPartⅡのお披露目をさせていただきます(2023年6月ブログ参照)。

 まずは、同様に過去のブログ「ギリシャで万事灸す!」(2023年8月ブログ参照)でも紹介したギリシャ旅行で入手した布地を使った施術着をご覧ください。当然ながら、どの施術着もVida SanaスタッフのDaisuke製作です。

 鮮やかなピンク色の上衣と独特な模様のズボンの組み合わせは、多くのクライアントの皆さまに「うわぁぁ、こんな色の服は着たことがない!」という歓声をもって受け止められました(笑)。

 施術時には、誰に見られるわけでもないので、思い切った冒険をしてもらうような心持ちで着ていただきました。その成果もあって(?!)、この施術着をご指名いただく方も出てきました(笑)。

 こちらの布を買ったお店のご主人はごっつい体格の紳士でレスリング選手とのこと。日本の相撲ファンだとアピールされました(笑)。

 ギリシャ語は全くできないのですが、お互いになんとなく言いたいことが分かって楽しかったです。写真では伝わりにくいかもしれませんが、肌触りにシャリシャリ感があって夏のパジャマにしたいような質感です。色の配合具合がヨーロッパ的ではないですか?

 以上のギリシャ布は7分丈上衣にしましたが、ここから先は日本製の布地を使った新作です。

 こちらも同じく7分丈の二重ガーゼ。やっぱりガーゼ生地は肌触りがよいですね。ちょっとエスニックな雰囲気とのコメントをいただきました。

  こちらは3シーズン対応のチェック柄。こっくりとした布地です。包まれるような安心感があると思います。
 胸元にギャザーが入ってかわいらしい雰囲気になっています。

 無地でも同じスタイルで作ってみました。胸元にアネモネの刺繍のブローチがついています。ブローチもDaisuke作。こちらも柔らかい生地で肌触りが最高。ただ、そのために洗濯で毛玉ができやすいのが問題。

 夏むけの赤チェック柄+キラキラの糸が配合された茶系チェック柄。こちらはさらっとした布地。お灸で汗をかいても大丈夫!夏には大事な要素ですね。

 以上、Vida Sanaは施術着にもこだわって日々、皆さまのお身体とこころに向き合っております。

 というわけで、日頃からVida Sanaは良い布地がどこかに転がっていないか虎視眈々とセンサーを働かせております。そんな心持ちでいると布の方でも私どもにサインを送ってくれるのですよ(?!)。素敵な出会いがありました!

 いつものようにJR中央線・西荻窪駅近くのレンタルサロンでの出張施術前、時間に余裕があったために付近をフラフラと散歩していると、なんと期間限定で素敵な布の展示販売をしているギャラリーに出くわしました!
 展示をしていたお店は、その名もIndus Vally(インダスバレー)。笑顔で出向かえてくださったご主人がモハマド・シャリフ・サルさん。現在のパキスタン出身ですが、日本で開業してから既に40年。古代インダス文明が及ぶ地域の伝統的な手仕事が活きている個性的な布を輸入販売していらっしゃいます。常設のお店は、京王井の頭線・久我山駅から歩いて3分のところにある「タルパールカル」

 なにはともあれ、お店の様子をご覧ください!

 オリジナルデザインの木版捺染のバンダナとベッドカバーが所狭し! と並んだ店内は、鮮やかな色彩の玉手箱! 色彩だけでなく、オトボケ感のある生き物や眼鏡や車やらのデザインに目を奪われる!

素敵な柄のバンダナ

 もう、この場にいられるだけで幸せ感が押し寄せてきます。

 世の中には手押し風のプリント生地が大量に流通しているのですが、こちらの生地は本当に一枚一枚、職人さんが手で押して染めているだけあって微妙なズレがあって、それが良い味わいを醸し出しているのです。きちっとしているよりも、余裕が感じられて、安心感を与えてくれるということなのでしょうか?人間らしいというのでしょうか?お店の布はどれをとっても「かわいい~!」と言いたくなります。語彙力がなさすぎるだろ!と突っ込みを入れたくなる気持ちは分かります。しかし、本当に「かわいい~!」のです!

 そのような気持ちは、実は今に限った話ではないのです。インド更紗は歴史的に遡ると大航海時代からヨーロッパ各地から極東に至るまで世界各地でその異国情緒が大うけしました。日本へはオランダ船の貿易によってジャワなどを経て江戸期に大流行。このあたりの詳しい経緯は江戸文化研究者の田中優子先生の著書『近世アジア漂流』をぜひ読んでください。何百年前の人たちも、みんなインド更紗をみて「エモい!!」って思ったのですよ~(笑)。

 そんな古い時代の魅力的な布にも実際に触れることができるミュージアムだった東京・自由が丘の岩立フォークテクスタイルミュージアム。コレクターの岩立広子さんが50年以上もかけて収集した素晴らしい世界の手仕事による布コレクションに触れることができた貴重な場所は、今は一般公開されていないとのこと。残念…せめて書籍『インド 大地の布』で写真をご覧ください。

 ミュージアムクラスの布は、本当にその時代の職人技の粋がみられます。てまひま惜しまず作られたことがビンビン伝わってきます。もはや何事もスピーディになってしまった現代世界で再現することは不可能という布のなんと多いこと!そのクラスの布は保存して受け継いでいくべきものですよね~。いくら良いと思っても素人が手元におくようなものではない。

 しかし! 「タルパールカル」には今わたしたちが生きている時代に普段使いできる心躍らせる布を、めちゃくちゃリーズナブルな値段で入手できるんですよ~。ご主人の長年にわたるインダス地方におけるネットワークのおかげで!

 そして、何よりもご主人の布への愛とこだわりに溢れたお話しをうかがうことが、「タルパールカル」を訪れる醍醐味! どんな背景をもつデザインなのか、素材や染料について詳しい情報など、尽きることがない情熱をこめて語ってくださいます。
 例えば、ご主人が着ているシャツはもう数年前から何度も洗濯をしているためにブルーが基調になっていますが、最初はウコンが混ざったグリーンだったそう。写真をご覧ください。

 経年変化で布の味わいが増すのが分かります。年とともに魅力を増すなんて!

 Chikakoが目指す生き方そのもの! 布の力に励まされます。

 皆さまの毎日にも、気持ちをあげてくれる布が寄り添ってくれますように!

【参考文献】
田中優子1995『近世アジア漂流』朝日新聞社.
岩立広子2007『インド 大地の布』求龍堂.

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